2008年10月13日

NHK夏休み子供科学電話相談

■ 季節を外して御免。大人のファンも多い、毎年聞き逃せないラジオ番組です。3時間続く放送で、夏の甲子園の中断をはさんで4週間、ラジオから離れられず、日曜を除いて毎日聞くのはホントに大変です。日曜日にはホッとするぐらいですから。昆虫・植物・鳥・魚・動物・天文・宇宙、そして昨年から新たに心と体について、子供からの質問に専門の先生方が答えます。へーとかホーと唸ることがしばしば、メモを取るのも忙しい。私はこの番組の大ファンなのです。

◆ 幾つものヘー・ホーの中からひとつ紹介します。「心はどこにあるの?」昨年小学5年生の女の子からの質問です。皆さんならどうお答えになりますか。そのとき先生は「うれしい時や好きな子に会った時などにドキドキするよネー、だから胸の辺りにあると思ったりしますが、頭で考えたり想ったりするので、たぶん心は頭にあるんだと思います。でも先生は、人と人の間に心はあるんじゃないかと、考えてみたりしています。」彼女との少しの応答の後先生が「これから大きくなる間に、この事を時々思い出して考えてくれると、先生嬉しいんだけど」「はい、解りました」と彼女の返事。先生が嬉しそうに「ありがとう!」

◆ これにはいたく感銘を受けました。この時の応答をうまく再現できないので、的外れに聞こえるかも知れませんが、心の所在を探るこの短い応答に、結構大事な問題(哲学的?)が含まれているように思いました。また、心について素直に不思議に思った小学生と、同じ立場に立って、一緒に考えようとする先生の真摯な姿勢は、現在の世界・社会の状況を考える上でも、とても大切なことのようにも感じられました。深読みに過ぎるでしょうか。

◆ 他にも幾つか紹介したい質問が有りますがいずれ其のうち。

0 件のコメント:

コメントを投稿